ユナイテッドファンによるつぶやき

モウリーニョでいいのかと思いつつもあのファーガソン時代の圧倒的な強さを見たいなと思いつつ応援しています、、

批判から称賛へ。バレンシアとヤング、似た者同士の彼らが歩む第二の春

   

   アントニオ・バレンシアとアシュリー・ヤング。彼らにはいくつかの共通点がある。まずは共に1985年生まれの32歳、同い年である。身長も共に180㎝くらいだし、所属チームも同じ、ちょっと顔も似ている。それよりもっと大きな共通点がある。それはサイドアタッカーからサイドバックにコンバートをされたことだ。
バレンシアは2009年、ヤングは2011年に大きな期待とともにマンチェスター・ユナイテッドの一員となった。前者はレアルマドリードに移籍したクリスティアーノ・ロナウドの後釜としてウィガン・アスレチックから、後者は前年にプレミアリーグで最優秀若手選手に選ばれたこともあり将来を担うアタッカーとしてアストン・ヴィラから加入した。
しかし彼らのユナイテッドでのキャリアは当初思うようにいかなかった。バレンシアはユナイテッドにとって栄光の7番を背負っていたことやロナウドと常に比較されるというプレッシャーがあったのだろう、なかなかウィガン時代の溌剌としたプレーを披露できず批判の的となった。ヤングも度重なる怪我によってポジション争いに敗れ、控えに甘んじる日々が続いた。


   そんな彼らのターニングポイントになったがサイドバックへのコンバートである。両者ともに怪我人などのチーム事情もあってジョゼ・モウリーニョの下で本格的にそのポジションで起用され始めた。入れ替わりの激しいビッククラブで生き残るために一からディフェンスのイロハを叩き込んで努力したのだろう。その甲斐あって今ではチーム欠かせない存在となっている。実際にバレンシアは昨年の契約延長の際、モウリーニョに「フットボールに彼以上のサイドバックはいない」と称賛されヤングも昨年の11月に4年ぶりの代表復帰、今年の3月には契約延長をするなど第二の春を謳歌している。思うようなプレーができなかった過去は遠い昔、今では彼らがサイドを疾走する姿や懸命なディフェンスにファンから大きな歓声があがる。


   困難な時期を乗り越えた2人、彼らの円熟味あるプレーに今後も注目だ。