ユナイテッドファンによるつぶやき

モウリーニョでいいのかと思いつつもあのファーガソン時代の圧倒的な強さを見たいなと思いつつ応援しています、、

世界から取り残される日本サッカー フェルナンジーニョに見る世界のトレンドとは?

「日本の選手たちの能力であったり、そういうものもしっかりと出していける日本らしいサッカーをやってほしいと思っている。」



日本サッカー協会の田嶋幸三会長が4月9日、都内で記者会見をした際の発言の一部である。私はこれを聞いて大いに落胆した。なんだ、日本らしいサッカーって、それをやってブラジルW杯で惨敗したことをすっかり忘れてしまったのだろうか。そんなチーム内部の相互評価だけのサッカーをこれからも志向しているようではますます世界から取り残されるだろう。ハリルが「脱日本らしいサッカー」として目指そうとしたもの、残してくれたものを無駄にしないためにも今一度単なる監督、選手批判だけではなくどうすれば世界に追いつけるのか、そして世界と日本の差を考える必要があると思う。そこで今回はMF特にボランチについて考察したいと思う。


フェルナンジーニョに見る世界のボランチのトレンドとは


長谷部誠 山口蛍


今野泰幸 井手口陽介


加藤恒平 高萩洋次郎


青山敏弘 柴崎岳


谷口彰悟 遠藤航


柏木陽介 大島僚太


永木亮太 小林祐希


藤田直之 米本拓司


長澤和輝 三竿健斗



上の表はハリルホジッチが就任して以降招集したボランチの選手である。特徴も様々であり、ボランチの組み合わせには相当苦労していた印象を受ける。やはりどの監督でもボランチに誰を置くかは重要である。
ここでいったんわき道にそれて世界のボランチのトレンドを見ていきたいと思う。近頃よく聞くポジショナルプレー、グアルディオラ率いる今シーズンのマンチェスターシティなどで注目を浴びているがこれは言い換えるとピッチに対しどう人員を配置するか、その配置自体がビルドアップや守備、攻守の切り替えに対し、相互に影響を与えながら関連しあうようにチームとしての一貫した戦術的意図が設計され、表現されているプレーのことだとされている。「なんだ、当たり前じゃないか」と思う方もいると思うが、これを実行するには高い戦術理解度、ピッチを俯瞰する力が必要となる。要するに攻撃、守備を別々に考えるのではなく守備を「攻撃のための守備」ととらえる必要がある。そのために守備も攻撃もできる選手が特にボランチにいることが重要になってくるわけで
それで前述のフェルナンジーニョなどがシティのサッカーのキーマンとなっているわけである。グアルディオラも会見で「世界最高の守備的MFの一人」「彼がいてくれるのは非常に嬉しい」と称賛している。彼は中本の位置と距離を常に気にしているためポジショニングがよく常に気の利いたプレーができる。シティが目指すポジショナルプレーのキーパーソンだろう。
 翻って日本代表のMFを見ると長谷部がフェルナンジーニョと同じの役割を最も果たしている選手だと思うが、彼の相棒が定まってないのが現状である。長谷部にしてもクラブではリベロとして出ておりボランチとしての試合勘は不安である。彼の相棒、後継者が出てくる必要が大いにあると僕は思う。


田嶋会長、日本サッカー協会に考えてほしいコト
だからこそ田嶋会長には「日本らしいサッカー」にこだわるのではなく、どうすれば世界に追いつけるのかを考え改革をしてほしい。今の混乱をマイナスに考えるだけじゃなく良くなるチャンスだと考えてほしいななんて思ってしまう。